本日、夜勤明け。
施設の朝は早く
経管栄養の方々は
早朝4時から排泄介助に入る。
「さぁ1日が始まるぞ♪」と言う
まさに明け方4時・・・
管理室の有る階を通り掛かると
ザワザワしている。
どした??
ザワザワしている方に何となく声を掛けると
Aさん!急変!!
ナースが叫ぶ
体が既に冷たくなり始めている。
心停止・・・
心マする?!
傍らのナースに聞くと
やって!ドクターコールする!
戦いが始まる・・・
Dr.が到着するのに
最短でも30分は掛かるだろう。
系列施設に居るのは判ったが
何時に着けるとは言ってなかったと・・・。
つまり到着するまでは
心マを続行する必要が有る。
O2を使っている人なので
最大にする。
10分・・・20分・・・
他の方々の排泄に入らないと
失禁が続出してしまう。
一人のスッタッフに出来る所だけでいいから
排泄入って!とお願いする。
90名弱の施設に
夜勤帯はケアスタッフ3名
ナース2名
心マはケア2名で交代しながら
ナース1名はタン吸引やバイタルチェック
もう1名のナースは全員の経管準備
残り1名のケアが50名近い人たちの
排泄介助に入る・・・
本来はそこで着替えも有るけれど
とても1時間で50名は無理だ。
心マを交代で続行しながら
空いた方が排泄介助に入る
せいぜい1・2名しか出来ない。
汗だくになりながら
主任や施設長や
その他必要な所へ電話連絡をする。
Aさん、肋骨痛いよね・・・
ごめんね・・・
こんな時の1時間とは
何と果てしなく長いのだろう・・・
結局 Aさんは戻って来なかった
駆けつけたご家族に
夜勤スタッフ全員で
お役に立てず
申し訳有りませんでした
と頭を下げる
何が有ろうと
施設の1日は始まる
ウラでどんなにドタバタしても
1日は始まる
お互いを労い
夜勤者は
そっと・・・帰る
例え主任や施設長が不機嫌な顔をしていても
その時
アタシたちに出来る最大限の努力は
アタシたちにしか
判らないのかも知れない・・・。
# by n_773m | 2012-10-12 13:04 | 日常のetc.